久しぶりにいちことじろうの体操教室の見学に行ってきた。
2人が体を体操している様子を見るのは、なんだか新鮮。
いちこが「今日はバク転成功するから!」
なんて意気込んでいたけど、どうだろう。
ふと、気になったのは、以前はスイスイ回っていた上級生のお兄さん。
見た目からして運動神経抜群だったのに、
今日はどうにも動きが重そう。
あれ?前よりキレがなくなってない?と感じてしまった。
そういえば、その子、
明らかに背が伸びてるし、体つきもがっしりしてきた感じがする。
もしかして成長期の影響かな?
「フィギュアスケートの選手が成長期に技ができなくなる」って話、
どっかで聞いた覚えがあったから気になって、調べてみたら、出てきた。
その名も【クラムジー】。
成長期に思うようにスポーツができなくなる「クラムジー」 その症状とケア方法は|学習と健康・成長|朝日新聞EduA
簡単に言うと、成長期に体が急に大きくなることで、
今までの感覚とのズレが生じて、思うように動けなくなる現象のことらしい。
自分の体が「大人仕様」にアップデートされる途中で、まだ操作が追いついてない感じって言えばわかりやすいかな。
スマホのOSを最新にしたら、アプリがバグることってあるでしょ?
あんな感じだよね。
(例えが雑ですみません🤮)
調べたところによると、このクラムジーが起こる時期は個人差があるそう。
成長が早い子は小学校高学年くらいで始まることもあるらしい。
いちこも数年後にはそうなるのかな?
じろうはまだ身体が小さいから、もう少し先だろうけど、いずれみんなが通る道。
ただ、いざそういう時期が来たとき、子どもにどんな声をかけてあげたらいいんだろうなって考えた。
「大丈夫だよ、そのうち慣れるから!」って簡単に言ったら、
「そんなこと言われても今つらいんだよ!」って返ってきそうだし。
かと言って、「まあ我慢しなよ」なんて言葉は絶対NG。
きっと「今は身体の成長中だから、ちょっと時間がかかるけど、必ずまた思い通りに動けるようになるよ」みたいな感じで、
具体的に説明して安心させるのがいいんだろうな。
でも、本人にとってはその「待ちの時間」こそが一番もどかしいんだよね。
あのお兄さん、見た目こそ成長して頼もしい感じだけど、きっと内心は戸惑いと闘ってるんだろう。
今日はそんなお兄さんに、
「今は待ちの時期だよ、突破する時が必ず来るよ」
って心の中でエールを送りながら見守った。
いちこやじろうが同じ道を通るときには、
ちゃんと支えられるパパでいたいな、
なんて思った見学の日だった。