「パパー!これ、聞いて!」
朝7時過ぎ、我が家のリビングで響くいちこの声。
何事かと思ったら、
音読するらしい。
小学二年生のいちこは、
今日も元気に小学生新聞を開いていた。
目の前には「車のリサイクル」の文章。
マインクラフトのYouTubeで、見たいものがあるらしい。
我が家のルール、「音読したら好きな動画15分見てOK」。
さんた👶の朝ご飯を準備しながら、
耳を傾ける。
「…リサイクルされた鉄は…」
平和な声が響く。
「人気のあるハイエースを始めとする日本車は、盗難率が高く、主に東南アジアに....」
とか始まったらどうしようとか、よぎる。
汚い大人になってしまった。
音読する彼女を見ながら、ふと思う。
早いうちから音読とか勉強の習慣をつけるメリットって何なんだろう、と。
「問答無用の“やりなさい”が効く期間は短い」
これだな、早期教育の最大のメリットは。
年齢が上がるにつれて、自我が芽生え、反発心も増す。
「なんでこれやらなきゃいけないの?」
っていう質問に耐えられる答えを用意しないと、
納得してもらえなくなる。
うちは【納得感重視】にしているけれど、
正直、小学二年生のいちこが
「音読は後々国語力の基礎を作る」
とか
「リズム感が大事」とか
そんな高尚な話を真に理解していると思っていない。
「YouTube見たいからやってるだけだもん」とか平気で言ってくる。
でも、それでいいんだと思う。
「どうせ大人が“やらせる”しかない期間なんだから、やらせておこう」って割り切るのが、
親の知恵。
問答無用が通じる年齢のうちに、
できることを始めておく。
そういう意味では早期教育は有効。
ただし、これは両刃の剣。
下手すると、やらされ感で嫌いになる危険性もある。
真島先生がよく記事にされている
「英語の早期教育の弊害」とかまさにそれじゃないかな。
そんなことを考えながら、
電車に揺られる朝。今日も一日がんばりましょう。
帰ったらさんたのアンパンマングッズが
リビング一面に広がってるんだろうな。
片付け、がんばろう。